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キャシング会社の資金調達方法
「金融業界研究」
キャシング会社の資金調達方法
消費者金融会社(キャッシング業者)の主な収益は、貸出金利と調達金利の差=利ざやです。
銀行も融資と預金の利ざやが収益源となっているが、大きな違いは銀行は預金者の資金をもとに貸し出しているのに対して、
消費者金融などの金融機関は預金を集めることができないことだ。貸し出しは行うが預金はできない金融機関ということで
消費者金融会社をノンバンクと呼んでいる。
消費者金融会社は銀行や生命保険会社などの金融機関から資金を借入れ、それを利用者への貸付に回して利ざやを得ている。
銀行等に資金源が集中しすぎることにはデメリットもある。
消費者金融業界は1980年代前半に貸し金行への規制が強まり、銀行による資金引き上げが相次いで倒産・廃業する業者が出た
という苦い経験を持っており、経営安定のため資金調達の多様化が求められてきた。
近年になっ、金融市場の規制が緩和されたことや消費者金融の市場拡大や大手の株式上場などによって消費者金融業界の地位
が工場したこともあって、調達手段が広がっている。99年に「金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律」
(ノンバンク社債法)が制定された。それまで消費者金融を含めたノンバンクに認められなかった社債発行による貸付資金の
調達が許可された。
銀行から借入れの場合、資金調達は取引銀行の経営方針などに左右される側面が強かったが、不特定多雨うの投資家から市場を
通じて資金を集める社債発行では、柔軟な資金調達が可能となる。
また銀行からの借入れも、従来の融資携帯ではなくコミットメットライン設定による融資も増えている。コミットメントライン
とは銀行が融資先にあらかじめ融資の限度額を設定しておき、一定時間内、限度額内であれば自由に借入れができるというシステム
で、これも消費者金融会社の状況に応じた資金調達を可能にしている。
さらに債権の証券化が進む中で、消費者金融会社は貸し出し資産をまとめてこれを担保としたABS(資金担保証券)を発行する動きが
活発化している。
このように近年になって、しょうひしゃ金融会社の資金調達は多様化が進んでいるが、依然として銀行借入れなどの間接金融が主体
であることには変わりない。大手しょうひしゃ金融をみても社債による調達は全体の2~4割程度にとどまっている。
また現状では社債を発行できる企業も高い格付けを得られている業界大手に限られているため、中堅以下の業者は依然として間接金融に
よる資金調達に頼らざる得ない状況だ。
今後も社債市場の整備を進めて、より社債発行がやるやすくなる環境が求められているほか、直接金融を可能とするために各消費者金融会社
は大手の銀行と提携し、直接金融を得ると状況が増えそうだ。
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